後頭部の髪の毛が割れる原因と対策を美容師が徹底解説
後頭部の髪の毛が割れるとどう見える?
後頭部にまっすぐ割れ目ができると、地肌が線状に透けてしまい、ボリューム不足や薄毛に見えてしまいます。
自然光や室内灯が当たると透け感が強調され、写真写りや人目が気になることも。
髪型のフォルムが崩れて見えることトップのボリューム感が損なわれ、気持ちまで沈みがち。
まずは鏡やスマホでつむじ周りを撮り、割れ目の位置と広がりを客観的にチェックしてみましょう。
気づいたその日から小さなケアを積み重ねれば、見た目の印象は大きく変わります。
後頭部が割れる主な原因
生えグセが強いつむじ、髪の細毛化、乾燥、過度なレイヤーカット、ドライヤーの当て方など複数の要因が重なって割れ目が固定されます。
加齢とともにホルモンバランスの変化や血行不良も根元の立ち上がりを弱まることも一つの原因です。
要因が一つではないからこそ、自分に当てはまるものを原因を見つけることが解決の近道です。
セルフチェックに加え、美容師の診断を受けて原因を知りましょう。
主な要因を詳しく見る
つむじと生えグセ
特につむじ周辺は、毛流れが放射状になるため、、髪が自然に割れやすい場所です。
強いつむじ方向があるとくっきりと割れ目が固まってしまいます。
乾燥・ダメージ
年齢とともに水分とタンパク質が減り、根元が立ち上がりにくくなります。
カラーやパーマのダメージも要注意。
カットラインとスタイリングのクセ
レイヤーの入れ過ぎ、セニングの入れすぎ、横からのドライヤーなど、日常の小さな癖が割れ目を助長します。
自宅でできる割れ目対策
まずすぐに出来ることとして、は普段のヘアケアとなります。
ドライヤーは割れ目の両側から温風を当て、手ぐしで交差させながら根元を起こし、最後に冷風で形を固定します。
根元用フォームや、アミノ酸を含むミストなどをなじませる事でふんわり感が長持ちし、ベタつきも最小限。
週1回のタンパク質補修トリートメントと頭皮マッサージでハリ・コシを補給し、割れにくい土台を育てることが大切です。
忙しい朝でも3分で完了するルーティンなので続けやすい点も魅力。
毎日のコツコツが未来のボリュームを作ります。
具体的なケア方法
ドライヤーとブロー
- 割れ目の両側から温風→冷風で交差ブロー。
- 手ぐしで揺らしながら乾かし、ボリュームアップ。
スタイリング剤の選び方
- 根元用フォームや軽いバームでふんわり感を固定。
- 髪質に合わせた、ヘアスプレーでボリュームをキープ。
ホームケアの習慣
- 週1回のタンパク質補修トリートメント。
- 頭皮マッサージで血行促進と栄養チャージ。
美容室でできる改善メニュー
美容室では、カットやパーマからエクステ、ヘッドスパまで割れ目対策に直結するメニューがそろっています。
髪質やライフスタイルに合わせて選ぶことで、手間をかけずにふんわり後頭部をキープできます。
おすすめ施術
以下の4つは、つむじの割れ目を目立たなくしながらボリュームを与える定番メニューです。
それぞれの特徴をチェックして、担当美容師と相談しながら自分にぴったりの方法を選びましょう。
割れにくいカット
後頭部に重さを残し、表面がフワっと見えるバランスで毛流れを整えます。
割れ目をカバーできするデザインカットだけでも、毎日のセットが簡単になるのが魅力です。
カットのバランスだけでも、つむじの割れ目をカバーできます。
普段のお手入れが簡単で、割れ目もカバーできるヘアスタイルを選びましょう。
根元ポイントパーマ
根元だけに弱い薬剤をほどこし、ふんわりと立ち上げる施術。
ダメージを抑えたかかり具合で3〜4週間自然なボリュームをキープできるので、忙しい方にも最適です。
増毛エクステ
極細の人工毛を割れ目周辺に結び付け、ピンポイントでカバー。
仕上がりはすぐに実感でき、自信をすぐに取り戻したい場面に重宝します。
ヘッドスパ
頭皮クレンジンで頭皮の汚れを落として、マッサージで血行を促進、抜け毛予防とリラックス効果を同時に得られるメニュー。
健康な頭皮環境を整えることで、根元の立ち上がりもサポートできます。
毎日の習慣で気を付けること
後頭部の割れ目は、日々のちょっとした習慣を整えるだけで驚くほど目立たなくなります。
ここでは「洗う・乾かす・整える」の3ステップに分けてチェック項目を用意しました。
まずは下の習慣別チェックリストで現在のケア方法を確認し、具体的なポイントを押さえていきましょう。
習慣別チェックリスト
シャンプーとブラッシング
・ぬるま湯でやさしく洗い、熱湯は避ける。
・ボリュームを出すハリコシタイプのシャンプーを選ぶ。
・トリートメントは少量にとどめ、根元のペタッと感を防止。
・ブラッシングは割れ目と逆方向から入れ、毛流れをリセット。
就寝前の乾かし方
・乾かす前にアミノ酸ミストなどで髪内部を補強。
・根元まで完全に乾かし、最後に冷風でボリュームを固定。
・寝癖予防に、つむじが潰れにくい枕やシルク枕カバーを活用。
帽子・ヘルメット後のリセット
・外した直後に手ぐしで根元を起こし、割れ目を戻す。
・可能ならドライヤーで形を整えるとベスト。
・汗をかくと割れ目が戻りにくいため、長時間の着用は控えめに。
まとめ|割れる後頭部をふんわりさせよう
後頭部の割れ目は遺伝や年齢だけでなく、毎日のケアやスタイリング次第で大きく改善できます。
普段のお手入れのほか、栄養補給、美容室での施術、日常のちょっとした意識を組み合わせれば、気になる分け目の予防にも繋がります。
ちょっとした積み重ねがふんわりシルエットのヘアスタイルを維持できますので、ぜひ試してみてください。